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家庭用蓄電池の価格相場と最安設置の方法

蓄電池を購入するうえで失敗したくないと思ったら、家庭用蓄電池の価格相場を把握しておくことはとても重要です。

業界の内側を知ることで見えてくる家庭用蓄電池の価格相場と、家庭用蓄電池の最安設置の方法を知る事で販売・工事会社を決める際にも役立つ知識となります。それでは一緒に確認していきましょう。

ページ目次

国内主要メーカー全て取り扱い
・全国販売・工事対応

家庭用蓄電池を選ぶ

家庭用蓄電池の相場価格はズバリいくら?

経済産業省が公表しているデータを見てみると、2022年度における蓄電システム価格の総額(工事費を除く)は1 kWhあたり11.7万円でした。

このデータを元に計算すると、標準的な容量の10kWhの蓄電池の場合、以下の価格が公的に表示している家庭用蓄電池の相場価格となります。

11.7万円×10kWh=1,170,000円(税込み1,287,000円)(工事費別)

家庭用蓄電池の工事費の相場価格

家庭用蓄電池の設置をする際に業者に見積もりを取ると、家庭用蓄電池本体の価格と、工事費が計上されていることがわかります。

家庭用蓄電池の工事の相場価格は、20万~30万程が一般的です。

設置場所によっては基礎を作る必要があったり、延長配線が必要になるなど、ご自宅の設備状況により工事費プラスでオプションの料金が発生します。

先ほどの標準的な容量の10kWhの家庭用蓄電池で計算すると、

11.7万円×10kWh=1,170,000円(税込み1,287,000円)+300,000円(工事費)で合計1,587,000円となります。(オプション無し)

その他に家庭用蓄電池の設置時に発生する価格としては、メーカー保証期間を延長した場合や、自然災害補償に有償で加入する場合などが上げられますので、後ほど説明致します。

家庭用蓄電池の価格が変わる要因

蓄電池の価格は、メーカー、機種、蓄電容量によって変わってきますが、たとえ同じメーカーの同じ機種であっても、販売店によって大きく価格に差があるは何故なのか詳しく見ていきましょう。

販売店による家庭用蓄電池の価格相場の違い

大きく分けて家庭用蓄電池を購入する際の販売店には下記があります。

・ハウスメーカー・工務店
・家電量販店
・訪問販売
・蓄電池等の専門業者

蓄電池の購入を検討するきっかけでよく聞く訪問販売ですが、訪問販売の販売価格が異常に高く、中には同じ機種で100万円以上の差があるという話もよく聞きます。

訪問販売の価格を基準に、ネット販売の価格を見ると、安すぎて大丈夫なのかと心配になるというお声も多く聞きますが、訪問販売の価格相場が高すぎる事が原因です。

他の販売形態と比較してみても、訪問販売は断トツで高額です。

次いで価格の高い順に、ハウスメーカーや工務店、家電量販店、蓄電池等の専門業者のネット販売や相見積もりサイトが続きます。

利益率の違い

販売価格が高額になる訪問販売は、営業担当者が家庭を訪問し商品を販売するため、交通費などの費用がかかります。

また、営業担当者にかかる手間や時間も販売価格に反映されているでしょう。

続いてハウスメーカーや工務店は、高いブランド価値や信頼性を持っています。

これにより、安心感を得ることができるお客様がいるのも事実ですが、そのブランド価値で高額になる傾向があることも否めないと言えます。

家電量販店では、店舗の運営費用や人件費などのコストがかかります。

これらのコストが商品価格に反映される可能性があります。

ネット販売では、担当者の移動距離や移動にかかる時間は節約されますし、ブランド評価額も反映されていません。

店舗の運用費用や人件費も節約できますので、販売価格を大幅に抑えることができます。

商品の性能や、サービスの品質に違いがないのなら、ネット販売を利用するということは、最安で蓄電池を設置できる方法の一つということになります。

工事品質による違い

蓄電池の工事費は、蓄電池の設置・取り付けにかかる費用と、配線などの電気工事にかかる費用を合わせて、大体20万円〜30万円程度が価格相場になっています。

工事費用も気になるところではありますが、適切な工事をするには、優良な工事店を選ぶことが重要です。

適切な工事でない場合、工事後にトラブルがあるばかりか、メーカー保証を付けることができないということもあり、注意が必要です。

優良な工事店を見極めるには、ホームページで施工事例を確認してみるとことをおすすめします。

施工後の写真などの掲載があれば、施工後のクオリティーもチェックできます。

また、工事を担当するものが施工IDを持っているかの確認をしておくといいでしょう。

施工IDは、メーカーや販売会社が設けた資格や、工事技術の基準をクリアしていることを証するものですので、工事品質を判断するうえで重要な判断材料となります。

保証やサポートによる価格相場の違い

家庭用蓄電池の価格相場に関係がする保証やサポート。蓄電池を安心して運用していくために必要なポイントですが、価格にどのような影響があるのかご説明致します。

メーカー保証

家庭用蓄電池のメーカー保証は標準で10年付与される場合が多かったのですが、近年は標準で15年付与される場合が多くなってきました。

メーカーによっては5年延長プランなども用意されており、だいたい10~20万円程度で加入する事が可能です。メーカー保証の延長プランは蓄電池の容量によっても金額が異なり、容量が大きい方が価格が高くなる傾向にあります。

<メーカー保証の豆知識>
販売店は、設置工事が完了後、工事写真付きの工事報告書を添付し、メーカーに保障申請を行います。そして、メーカーが工事内容を確認し、きちんとメーカー基準を満たしていて問題がないことを認めて、初めてメーカー保証が付帯できる流れとなっています。

この申請を怠ると、当然のことながらメーカーの保証は付きません。

しっかりと保証申請まで行ってくれる販売店なのかをよく確認しておきましょう。

工事瑕疵保証

工事の品質と耐久性を保証するための「工事瑕疵保証書」を発行しているということは、業界の一般的な標準や規制に準拠していることの証にもなります。

自社発行の工事瑕疵保証を発行してくれる工事会社は信頼に値しますが、工事瑕疵保証書は標準で加入している業者が多い傾向にあり、工事瑕疵保証の有無で価格が変わる事はほとんど無いと考えて宜しいと思います。

自然災害補償

自然災害補償が付いていない場合、メーカーや保険会社が自然災害補償の加入プランを用意していることも多く、だいたい自然災害補償を追加する場合は2~3万円が相場となります。

蓄電池の主要メーカーでは長州産業、オムロン、ダイヤゼブラ電機、ジンコソーラー、テスラなどは自然災害補償が付与されません。※機種によって異なる。

メーカーによっては、自然災害補償が標準保証に含まれていることもあります。

また、自然災害補償が付帯されないメーカーの蓄電池であっても、ご自宅の火災保険に組み込めることもありますので、保険会社に確認することをおすすめします。

電池バンクでは、自然災保証を付帯できるサービスを用意していますので、ご自宅の火災保険で、十分な額が出るか不安がある様であればご相談ください。

保守・メンテナンスなど

家庭用蓄電池は、特に手間のかかるメンテナンスを必要としない機器です。よって、保守やメンテナンスで発生する費用は基本的にはありません。

蓄電池の充放電の切り替えや設定は、蓄電池内部のプログラムで自動的におこないますし、インターネット経由で異常がないかを監視してくれるサービスを提供しているメーカーもあります。

ご家庭でおこなうメンテナンスは、エアコンの室外機などの電化製品と同じように、1ヵ月に1回程度、蓄電池周辺の清掃を行い、落ち葉やほこりなどを除去しておく程度でお考え下さい。

本来必要のない定期点検を無料という言葉で勧誘している販売店の話も聞きますので、惑わされないためにも何か不安なことがあれば、まずは購入した販売店に相談しましょう。

家庭用蓄電池の容量による価格相場の違い

家庭用蓄電池の容量は、小さいものだと2kWhくらいのものから、大きいもので16kWhを超えるくらいのものまであり様々です。

基本的に容量の大きいほうが長い時間電気を使うことができますが、容量の大きさに比例して相場価格も上がっていきます。

このことから、容量選びはコストパフォーマンスに直結してくると言えます。

大き過ぎず、小さすぎず、適正容量の蓄電池を選ぶということが大切なのはこのためです。

蓄電池の容量ごとの参考価格(税抜き)

容量相場価格 (本体価格のみ)相場価格 (本体価格 + 工事費)1kWhあたりの価格
5kWh58.5万円88.5万円11.7万円
7kWh81.9万円111.9万円11.7万円
10kWh117万円147万円11.7万円
12kWh139.2万円169.2万円11.6万円
14kWh161.4万円191.4万円11.5万円

太陽光システムが設置されている場合は、太陽光システムの出力に合っているものであることが大切ですし、普段の電気の使用量や、停電した時どの様に電気を使いたいかなどによっても、必要な容量が変わってきます。

お客様に、ご自宅の設備や電気の使用量などをヒアリングしていると、他の販売店から勧められているという蓄電池が、全くお客様のご自宅の環境に合わないものだったということが実際に多くありました。

残念ながら、在庫になってしまった商品を売りたいだけの販売店がいることも否定できません。

最適な蓄電池を選ぶため、電池バンクでは、お客様からのヒアリングに力を入れています。

ご家庭の設備状況や、蓄電池をどのように活用したいかなどのニーズを把握することが、最適な蓄電池選びには何より重要だからです。

家庭用蓄電池の仕様・機能による価格の違い

家庭用蓄電池のタイプは、『ハイブリッド型』、『単機能型』、『トライブリッド型』があります。価格帯では単機能型が一番安く、次いでハイブリッド型、トライブリッド型と続きます。

価格に影響を与える家庭用蓄電池のパワコンタイプ

太陽光で発電した電気も、蓄電池に貯めた電気も、そのままだとご家庭で使うことはできません。ご家庭で使用できる交流という電気に変換して、初めて使うことができます。太陽光で発電した電気、蓄電池に貯めた電気をご家庭で使うことができる交流電気に変換する機器を、パワーコンディショナーといいます。

「単機能型」は、太陽光発電システム用と蓄電池用、それぞれに1台ずつパワーコンディショナーを設けているタイプです。

それに対して、この2台のパワーコンディショナーを1台にまとめたものが「ハイブリッド型」と呼ばれます。

「単機能型」、「ハイブリッド型」のどちらにもメリットとデメリットがあり、ご家庭の設備状況や、停電時の使い方の希望に合わせて選んでいきます。

また、トライブリッド蓄電池というEV車との連携が出来る蓄電池もありますので後述します。

ハイブリッド型蓄電池

ハイブリッド型は、電気の変換ロスが少なく効率が良いと言われています。

また、太陽光パネルの寿命が25~30年あるのに対し、パワーコンディショナーは保証が切れる10~15年が寿命と言われています。

太陽光を設置して10~15年経っているのであれば、既設太陽光システムのパワーコンディショナーの交換を兼ねて設置ができる、ハイブリッド型がお勧めです。

新たに10~15年の保証も付いてくるのも嬉しいポイントですね。

単機能型蓄電池

ここまで聞くと、ハイブリッド型蓄電池の一択という気がしてきますが、そもそもハイブリッド型蓄電池を設置できないケースがあるので注意が必要です。

太陽光パネルの配線をまとめた回路構成が、太陽光と蓄電池の接続可否に影響するためです。

既設の太陽光の回路数より、取り付けたいパワーコンディショナーの回路数が少ない場合、発電量を低下させる原因になってしまいます。

この場合は単機能型蓄電池を選ぶことがあります。

また、10年以上前の太陽光パネルの場合、PID対策が取られていない可能性があります。

PID現象とは、太陽光発電モジュールと、それを支える金属フレームの間で漏れ電流が発生し、出力の低下を招く現象のことを言いますが、PID対策がされていない太陽光パネルの場合、ハイブリッド型の蓄電池には接続できない可能性が高くなります。

そして、ハイブリッド型蓄電池は、今ある太陽光とパワーコンディショナーという一つのシステムの内、パワーコンディショナー部分を取り外し、太陽光とパワーコンディショナーと蓄電池という新たなシステムに置き換えることになります。

元々のシステムに改造を加えることになるので、太陽光に付いていた保証は無効となってしまいます。

太陽光システムの保証期間が切れている、または残り少ない状態でしたら問題ないですが、太陽光を取り付けたばかりで保証期間が長く残っている場合は、保証を残して単機能型を選んだほうが良い場合もあります。

トライブリッド型蓄電池

続いてトライブリッド型蓄電池です。

トライブリッド型は、太陽光発と蓄電池とV2Hを一つのパワーコンディショナーで制御させて、電力を余すことなく活用できるシステムです。

V2H(Vehicle-to-Home)は、電気自動車からご自宅へ電力供給ができるシステムです。

電気自動車をお持ちである、または電気自動車の購入予定があるという場合は、選択肢の一つになります。

こちらも一つのパワーコンディショナーで全ての機器の制御をするので、既設太陽光システムとの接続可否の確認は必須です。

この様に、蓄電池を設置しようと思ったら、どうしてもご自宅の設備状況の確認を怠ることができません。

電池バンクでは、太陽光システムと蓄電池の接続について熟知しているアドバイザーが、初めに接続可否を確認しているので、購入の話が進んでいたのに、最終的に接続できなかったということがなく安心ですね。

停電時の蓄電池の利用において知っておきたいこと

続いて、停電時にどの様に蓄電池を使いたいかによって『特定負荷タイプ』『全負荷タイプ』を選んでいきます。

「特定負荷」「全負荷」とは、停電時に蓄電池からご自宅のどの部分に電力を送ることができるのかを表しています。

蓄電池の人気機種の長州産業のスマートPVマルチやオムロンのマルチ蓄電プラットフォームでは、システムを追加する事で全負荷対応に変更する事も可能で、その場合特定負荷よりも価格が高くなります。

特定負荷タイプは、もしもの停電時に使うことのできる回路を分電盤の中から、あらかじめ選択しておくタイプです。

例えば、1階のリビング・キッチンの照明やコンセントを選んでおけば、停電時にはキッチンの冷蔵庫や電子レンジ、リビングでテレビを見るなどができますし、コンセントから携帯電話の充電もできます。

分電盤の中から選ばなかった場所には電気が流れませんので、分電盤の中から選んだ場所以外では、停電時に電気は使えないことになります。

家全体で電気を使えた方がいいのでは?と思いがちですが、一概にはそうとも言えません。

特定の場所にのみ電気を送るということは、蓄電池にたまっている電気を、細く長く使えるということです。

いつまで続くかわからない停電時に、電気を無駄使いする心配がなく、安心できます。

全負荷タイプは、もしもの停電時でも家中の電気を全て使用できるようにしておくタイプです。

停電時でも、普段の生活と変わらない電気の使い方をしたいということであれば、全負荷タイプ一択となります。

また特定負荷では、蓄電池設置工事の際に電気の供給先を選ばないといけないのに対し、全負荷は分電盤内全てが電気の供給先になるため、選ぶ手間が省けます。

気を付けなければならないことは、エコキュートの湧き上げのタイミングを夜間に設定しているご家庭が多く、夜間に停電になった際、エコキュートの湧き上げに蓄電池にたまっていた電気を使い切ってしまったというケースがあることです。

電池バンクで工事をするときは、このような事例もお話ししながら、エコキュートを停電時の電気の供給先に含めるかなど、お客様のご希望を確認しながら設定していきます。

停電時の電気の使い方は、お客様の好みに大きく左右されるところであり、価格面にも影響がありますのでお客様のご希望を大切にしながら選定するように気を付けています。

国内主要メーカー全て取り扱い
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家庭用蓄電池を選ぶ

主要メーカー毎の蓄電池の価格相場

家庭用蓄電池を販売しているメーカーもたくさんありますので、蓄電池を探し始めたばかりだと、どこのメーカーの蓄電池を選べばいいのか分からず困ってしまいますよね。

電池バンクでは、ほぼ全てのメーカーの蓄電池をカバーしています。ここでは、その中でも人気の高いメーカーを蓄電池の特徴や価格を交えながらご紹介します。

ニチコン

蓄電池業界では老舗メーカーのニチコンです。

ニチコンの蓄電池が長けているのは、何と言ってもそのラインナップの多さです。様々なご家庭の環境に合わせて、多岐にわたるニーズをカバーできます。

単機能蓄電池、ハイブリッド蓄電池はもちろんのこと、トライブリッド蓄電池を扱っているメーカーです。

また、ニチコンオーナーズ倶楽部という、無料のWebサイトを利用でき、ネットワークサービスが充実しているのも嬉しいポイントです。

ニチコントライブリッド蓄電システムの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
ESS-T3S1トライブリッド4.9100~150万
ESS-T3M1トライブリッド7.4100~150万
ESS-T3L1トライブリッド9.9150~180万
ESS-T3X1トライブリッド14.9180万~

ニチコン単機能蓄電システムの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
ESS-U4M1単機能11.1150~180万
ESS-U4X1単機能16.6180万~

シャープ

住宅用太陽光発電やメガソーラー発電など、太陽光発電事業も幅広く行っている、言わずと知れたメーカーシャープです。

シャープのクラウド蓄電池システムは、屋内設置用と、屋外設置用のタイプがあり、大幅な小型化を実現していることが特徴です。

寒冷地や塩害地域、浸水の心配などがある場合でも、屋内に設置ができます。

スマートフォンアプリと連携し、発電状況やエラー情報などをスマートフォンに通知してくれますので、外出先でもスマートフォンでエラー状況を確認できるのは安心ですね。

通知に記載されたリンクから、いつでも修理の申し込みができるのも嬉しいポイントです。

シャープクラウド蓄電システムの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
JH-WB1921ハイブリッド6.5 100~150万 100~150万
JH-WB2021ハイブリッド9.5150~180万150~180万
JH-WB1921
 2台設置
ハイブリッド13.0180万~

京セラ

1993年に国内初の住宅用太陽光発電システムを発売し、太陽光発電では老舗で知られている京セラです。

家庭用蓄電池にも力を入れていて、京セラの大容量タイプの蓄電池は、世界初のクレイ型リチウムイオン蓄電池を使用していてとても評判が高く、トップクラスの大容量ながら、本体の奥行きが30cmと薄く、小型ですっきりとしているのが特徴です。

また、京セラの蓄電池『エネレッツァ』は、5.0kWhの蓄電池ユニットを、ニーズに合わせ組み合わせて、最大3台まで設置ができます。

軽量ですので、屋内でも屋外でも設置ができ、設置場所に困らないのも魅力です。

『エネレッツァ』は、単機能型蓄電池のみの取り扱いになっているので、太陽光を設置して間もないなど、今ある太陽光システムをそのまま活かしたい場合は、検討してみてもいいかもしれません。

京セラエネレッツァの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
EGS-LM0500単機能5150~180万100~150万
EGS-LM1000単機能10150~180万150~180万
GS-LM1500単機能15180万~180万~

長州産業

長年日本の住宅設備に携わってきたメーカーである長州産業です。保証が充実していて、もしもの時も安心できます。

オムロンのOEM商品『スマートPVマルチ』(屋内・屋外設置タイプ)は、6.5kWh、9.8 kWh 、16.4 kWhの容量の中から、単機能型かハイブリッド型かを選ぶことができ、更に全負荷か特定負荷かを選ぶことができます。

豊富なラインナップの中から、ニーズに合わせて細かく選ぶことができ、価格も控えめなので、とても人気の高い商品です。
ライフスタイルの変化に合わせて、運転モードを選択すると、AIが自動制御してくれる機能も搭載しています。

そして、既設太陽光システムとの接続可否で問題になってくることの一つに、太陽光パネルが古い場合、PID対策が取られていない場合があり、ハイブリッド型蓄電池の接続ができないこともあるとお伝えしていましたが、オムロン製『マルチ蓄電プラットフォーム』と、そのOEM商品の長州産業の『スマートPVマルチ』は、蓄電池側でPIDの対策が取れます。

そして、ダイヤゼブラ電機製『アイビス7』と、そのOEM商品の長州産業の『スマートPVプラス』は、蓄電池にPID対策が組み込まれていないものの、PID対策機器『エネテクト2』を付けることでPID対策が取れます。

『エネテクト2』は長州産業が自社製造している、PID対策ができる唯一の機器です。
既設の太陽光パネルにPIDの懸念があれば、候補に上がってくるでしょう。

また、補助金を活用して蓄電池を導入しようと思ったら、導入予定の機種が国の定める対象の機器である必要があります。

これまでに実施された国の補助金制度では、長州産業の蓄電池は全て対象の機種でした。

補助金を使う予定があれば、第一候補でもいいかもしれません。

長州産業スマートPVマルチの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
CB-LMP65Aハイブリッド6.5100~150万100~150万
CB-LMP98Aハイブリッド9.8150~180万100~150万
CB-LMP164Aハイブリッド16.4180万~180万~
CB-LMP63Aハイブリッド6.3150~180万150~180万
CB-LMP127Aハイブリッド12.7150~180万150~180万
CB-LMP65Aハイブリッド12.7100~150万
CB-LMP98A単機能9.8100~150万
CB-LMP164A単機能16.4180万~
CB-LMP63A単機能6.3100~150万
CB-LMP127A単機能12.7150~180万

長州産業スマートPVプラスの価格(工事費込み・税抜き)

型式 パワコンタイプ 容量 価格帯 (全負荷) 価格帯 (特定負荷)
CB-LKT70A ハイブリッド 7.04 150~180万
CB-LKT70A
2台設置
ハイブリッド 14.08 180万~

長州産業SMART PV EVOの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
BCP631トライブリッド6.3150~180万
BCP632トライブリッド12.6180万~

オムロン

京都府京都市に本社を置く大手の電子機器メーカーオムロンです。

太陽光パネルは手掛けていないものの、パワーコンディショナーなどの周辺機器ではかなりの老舗メーカーと言えます。

長州産業にもOEMで蓄電池を販売しているので、業界シェア率はかなり高いです。

オムロンの『マルチ蓄電プラットフォーム』は、長州産業の『スマートPVマルチ』と同じですので紹介は省きますが、どちらのメーカーを選ぶかは、在庫状況や入荷予定、購入時の価格で選ぶとよいでしょう。

補助金を利用する場合、工事の期日が定められており、商品の入荷に時間がかかることが致命的になる場合があるためです。

特に9.8kWhは人気のある商品なので品薄の場合が多くあります。

オムロンマルチ蓄電プラットフォームの価格(工事費込み・税抜き)

型式パワコンタイプ容量価格帯
(全負荷)
価格帯
(特定負荷)
KP-BU65B-Sハイブリッド6.5100~150万100~150万
KP-BU98B-Sハイブリッド9.8150~180万100~150万
KP-BU164-Sハイブリッド16.4180万~180万~
KP-BU63-Bハイブリッド6.3150~180万100~150万
KP-BU127-Bハイブリッド12.7150~180万150~180万
KP-BU65B-S単機能6.5100~150万
KP-BU98B-S単機能9.8100~150万
KP-BU164-S単機能16.4180万~
KP-BU63-B単機能6.3100~150万
KP-BU127-B単機能12.7150~180万

その他のメーカー

その他にも、パナソニックの『V2H蓄電システム』や『創蓄連携システム』や、伊藤忠商事の『スマートスターL』、DMM energyの『DMM.make smart』、電気自動車で有名なテスラの蓄電池である『テスラパワーウォール』が選ばれています。

テスラの蓄電池は13.5kWhという大容量でありながら、低価格というところが魅力です。蓄電池の見た目もとても格好いいのでファンの方も多いです。
ただ、テスラの蓄電池で気を付けたいポイントが、テスラの『パワーウォール』を販売できるのは、テスラの認定を受けた認定販売施工会社のみですので、購入先はどうしても限られてしまいます。(電池バンクは、テスラの認定販売施行会社です。)
また、JIS規格など日本の補助金をもらうための製品登録基準を満たしていないため、補助金の申請ができないということも注意が必要です。ですが、そもそも低価格で大容量なので、補助金は使わなくてもいいと思うようでしたら、候補にしてみるのもいいかもしれません。

また、最近人気が出てきているのが、中国のメーカーHUAWEI(ファーウェイ)です。軽量かつコンパクト設計なので、見た目の良さもポイントが高いですが、価格が低めなので日本製にこだわりがなければ候補に上がってくるでしょう。

電池バンクでは、ほぼ全てのメーカーの蓄電池を取り揃えていますので、ご希望や、ご家庭の設備状況に合わせて最適な蓄電池を選ぶことが可能です。

気になるメーカーや機種があれば、お問い合わせください。

国内主要メーカー全て取り扱い
・全国販売・工事対応

お問い合わせ

設置地域・設置場所による蓄電池の価格差

家庭用蓄電池は、温度や湿度の影響をとても受けやすい機器です。その為、設置地域や設置場所によっても工事費に影響を及ぼします。

屋内設置

気温が著しく低い寒冷地域の場合は、屋外に設置するのは推奨されておらず、屋内設置が基本になります。※寒冷地域対応の蓄電池もございます。

蓄電池を屋内に設置する場合、蓄電池の重さに耐えられる場所でないといけません。蓄電池の重さは、メーカーや型式、容量によっても大きく変わってきますが、軽いもので50kg以上、重いものになると100kg〜150kgを超えてきます。

また、屋根裏部屋の様な高温になる場所や、脱衣所や洗面所などの、湿気がこもりやすい場所も、蓄電池の設置場所として向いていないと言えます。屋内設置が出来る場合は家庭用蓄電池を置く為の基礎を作るなど必要が無いので、工事費用がプラスでかかかる事は少ないと言えます。

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屋外設置

屋外に設置する場合は、長時間の直射日光に当たらない場所が好ましいと言われています。直射日光が長時間当たることにより、蓄電池が熱されて高温状態になってしまうことを避けるためです。

どうしても西日が当たるような場所にしか設置できない場合は、日よけ板を取り付けるなどの工夫が必要になってきます。

また、浸水には注意が必要です。蓄電池が水没してしまうと機器の故障の原因になりますし、感電の危険性もあります。

浸水が懸念される場所の場合は、コンクリート基礎で地面から嵩上げを行うなどの対策をしなければなりません。

蓄電池は、塩水も嫌います。塩害地域の場合、保証を付帯できない場合もあるので海岸線からの距離などをよく確認しておく必要があります。しかし塩害地域であっても、倉庫の中など直接潮風が当たらなければ設置可能な場合もあるので、設置業者に相談することをおすすめします。

屋外設置では上記で説明した通り、日よけ板や地面からの嵩上げ、基礎を作る、などのオプション工事が発生する事もあるので、その場合は工事費が高くなる可能性があります。

設置場所について不安がある場合は、電池バンクのアドバイザーにお問い合わせください。

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家庭用蓄電池を最安で設置する方法

誰でも家庭用蓄電池を導入する際は安くて安心できる業者から購入したいと考えるものです。ただし、家庭用蓄電池を最安で設置しようと考えたときにどうすればよいのでしょうか?

ここでは家庭用蓄電池を最安で設置する方法について解説致します。

※実際に導入する際には価格の安さだけでなく、提案内容、スタッフの対応、価格、保証など様々な要件を加味して検討しましょう。

補助金を活用する

蓄電池の補助金は、主に国と地方自治体が実施しています。

2024年(令和6年)も、国の補助金、DRまたはDERの補助金は公募予定です。

昨年、2023年(令和5年)も、国の補助金の公募がありましたが、国の補助金は予算が限られていて、枠が非常に少ないので例年争奪戦です。

2024年(令和6年)の地方自治体の補助金も、太陽光発電と蓄電池の導入に対して高額の補助金が交付される自治体もあります。

国の補助金と自治体の補助金の併用で、かなり高額の補助を受けられることもあるので、少しでも多く補助金を活用して、蓄電池の導入費用を少なくしていきましょう。

2024年2月現在で発表されている国の蓄電池補助金

相見積もりを取る

これまでお伝えしたように、蓄電池市場には複数のメーカーがあり、それぞれの商品は販売店により異なる価格設定があります。

相見積もりを取ることで、複数の販売店やメーカーからの価格やサービスを比較することができます。

ご自宅の設備状況や、購入予算などのお客様のニーズに最も適した商品を真剣に考えてくれるアドバイザーがいる販売店を探すためにも、相見積もりは意味があります。

家庭用蓄電池の設置検討時にここだけは注意!

導入費用を抑えるために欠かせない補助金申請ですが、補助金の対象機種が決められている他、様々な決まりがあり複雑ですので、補助金申請に熟知しているアドバイザーがいる販売店である必要があります。

電池バンクでは、補助金申請の経験が豊富で、メーカーや機器、設置工事などについて熟知したアドバイザーが、蓄電池の購入設置から補助金申請、保証申請までサポートします。

太陽光パネルや蓄電池の価格は今後高くなる?安くなる?

結論から述べますと、太陽光パネルも蓄電池も価格が高騰しています。
機器を製造する際に必要な原材料の価格が高騰しているのが要因です。

素材が需要に追いつかない場合には価格高騰も顕著です。

2024年現在ではCV線や他の電線が供給不足になっています。業界内での話では大阪万博の影響があるという話ですが、
今後CV線などの不足が続くと、仕入れ値も上がり工事費が高くなる可能性はあります。

また、国内で調達できない素材が多く、海外からの輸入に頼っているため、昨今の円安の影響も手伝って価格が傾向にあります。

そのため、現状から予測すると先伸ばしにするほど価格は高騰していくと思われます。導入するのであれば早めに準備を心がけましょう。

家庭用蓄電池の価格相場についてのまとめ

ここまで家庭用蓄電池の価格相場や、失敗しないで蓄電池を最安設置するために必要な情報をお伝えしてきましたが、下記にポイントをまとめました。

家庭用蓄電池の価格相場は、一般的な家電製品と違い把握しづらいものですが、これまでお伝えした注意するポイントを押さえて頂ければ、安心して検討を進めることができると思います。

電池バンクのアドバイザーは、太陽光や蓄電池に関する最新の情報にも常に目を光らせていますで、有益な情報を発信できる自信があります。

また電池バンクの蓄電池設置工事は、確かな技術を持つ経験豊富な職人が担当しており、常にアドバイザーと連携を取るので、お客様にも安心していただけます。

蓄電池購入をご検討でしたら、何よりお客様からのヒアリングに力を入れ、ご自宅の設備や環境に適したものを選ぶということを大切にしている、電池バンクにお任せください。

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記事監修:電池バンク編集部

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