太陽光売電価格【2023年最新】と卒FIT後の太陽光発電を最適に活用する方法をご紹介!
太陽光発電を導入してから10年以上が経過し売電価格も年々落ちている。
パワーコンディショナーやその他部品も入れ替えや修理が必要になるので太陽光発電を有効活用したい。
売電価格は今後、どうなっていくのだろうか。
このように悩んでいませんか?
太陽光発電での売電は10年固定ですが11年目から電力会社は法的な電気買取り義務がなくなることから売電価格は下がっていくことが予想されます。
太陽光発電を将来に渡り有効活用していくのなら、電気を売ることから消費していくことに目を向けることが大切です。
そこで今回の記事では太陽光発電の売電価格の最新情報についてお話しします。
また、太陽光発電の最適な活用方法についても説明しますので、どうぞ最後までお読みください。
ページ目次
太陽光発電による売電価格2023年度版

太陽光発電による売電価格は年々下降傾向にあります。2021年度は50kWh以上で11円、10kWh~50kWh未満で12円でした。
2019年11月よりFIT制度は順次満了しており、卒FIT後は売電価格が減額される可能性がありますのでご注意ください。
年度 | 50kWh以上 | 10kWh以上 50kWh未満 | 10kWh未満 |
2023年度 | 9.5円 | 10円 | 16円 |
売電価格は毎年1~2円下落しており、卒FIT後の売電についても保証されていません。
ただし、太陽光発電による電気の売電は電力自由化により数多くの企業が電気事業に参入していることから卒FIT後も安定して売電できるプランも用意されています。
【売電価格】従来のFIT制度は2020年度以降に大きく変更
従来のFIT制度では太陽光パネルの設置容量が10kWh以上であれば全量買取制度が適用され発電した電力を全て売電できました。
しかし、2020年度以降のFIT制度では太陽光パネルの設置容量が10kWh以上50kWhの場合、10kWh未満と同様余剰電力買取制度が適用されています。
電気買取制度変更の目的は太陽光発電で得た電力は基本的に自家で消費させることにあります。
例えば太陽光発容量が4kWhなら、太陽光の1日の発電量は約12kWhで余剰電力は8kWh程度と考えられ、売電できるのは8kWhということになります。
売電価格が10円だとしたら一日に出る利益は80円、
一か月でも2,400円であり将来的にも売電価格が下がることも考えると売電によるメリットは低下していくと言えるでしょう。
太陽光発電設置の11年目からFIT制度適用外
太陽光発電による売電はFIT法により10年、または20年間定額単価での買取が定められていましたが太陽光発電設置11年目からは「卒FIT」となりFIT制度適用外になります。
卒FIT以降、電力会社は買電義務がなくなるため、買電拒否や買取解除を通知される可能性もあります。
太陽発電設置から10年でパワーコンディショナーの保証が切れることや(メーカーによります)今後、機器の故障が多くなりメンテナンス費用も必要となります。
将来的に電気の買取ではなく蓄電池導入による電気自家消費を検討していくのも良いでしょう。
太陽光発電卒FIT後の売電価格

事業者 | サービス名 | 買取(売電)価格 |
idemitsuでんき | 太陽光買取サービス スタンダードプラン | 9.5円 |
ENEOS | 太陽光買取サービス | 11円 |
住友林業 | スミリンでんき | 11円 |
積水ハウス | 積水ハウスオーナーでんき | 11円 |
トドック電力 | 余剰電力買取サービス (コープ電気利用者) | 11円 |
事業者 | サービス名 | 買取(売電)価格 |
一条工務店 | 一条でんき | 11円 |
eco電力 | つながるecoでんき | 8円 |
生活クラブエナジー | 太陽光余剰電力買取サービス | 9円 |
ダイワハウスでんき | 卒FIT電力買取 (GENERALプラン) | 10円 |
まちエネ | 卒FIT買取プラン | 9円 |
事業者 | サービス名 | 買取(売電)価格 |
出光グリーンパワー | とちょう電力プラン | 11円 |
宇都宮ライトタワー | 卒FIT買取 | 8.5円 |
京葉ガス | 太陽光発電の売電 (プラチナプラン) | 13.8円 |
鈴与商事 | 太陽光発電余剰電力買取 | 10円 |
東京ガス | 太陽光買取プラン | 9.5円 |
事業者 | サービス名 | 買取(売電)価格 |
静岡ガス | 余剰電力買取サービス | 8.3円 |
東邦ガス | 買取プラン | 9円 |
豊田商事 | 余剰電力買取サービス (純粋売電プラン) | 9.5円 |
藤田商店 | すまいるFIT太陽光買取 | 11円 |
浜松新電力 | 太陽光買取サービス (通常プラン) | 7円 |
太陽光余剰電力買取サービスはプランにより売電価格が変わりますので、契約会社にご相談の上決めましょう。
2016年から電力自由化が始まりガス会社やハウスメーカーが卒FIT後の電気買取を行っています。
蓄電池の同時購入やライフスタイルに合わせた様々なプランがありますので電力契約会社へ相談してみるのも良いですね。
太陽光発電による売電は今後どうなる?
卒FIT後も様々な電力会社で売電サービスが行われますが、売電についての法的な決まりがないことからサービス解除やサービスそのものがなくなる可能性も考えられます。
一般電気事業者を含め多くの電力会社は「買電」に絡め様々なサービスを提供していくことも予想されますが、
固定買取価格は平成28年にはkWhあたり31円で売電が可能でしたが、現在では16円/kWhまで下がっており、
今後、売電価格が上昇する可能性はとても低いと言えるでしょう。
太陽光発電は余剰電力のみが売電対象になることから、
売電による生活費向上は期待を上回ることが難しいため電気の自家消費によるランニングコスト削減へシフトすることをおススメします。

太陽光発電と蓄電池を併用するメリットと蓄電池後付け導入ベストタイミング
蓄電池を設置することで日中に太陽光発電で作った電気を溜めておくことができ、発電のない夜間にも電気を使えるので買電する割合が減ります。 太陽光発電と蓄電池を併用することで、これまで以上に電気代を節約できますので、家計の大きな助けとなるのです。今回の記事では「太陽光発電と蓄電池の併用」にスポットを当て、解説していきます。
太陽光発電を今後もお得に有効活用していく方法

太陽光発電における電力の活用方法として、売電から自家消費に変えていくのも良いでしょう。
電気の自家消費は太陽光発電の電力を余すことなく使い切ることですが、1日に発電した全ての電力を消費するのは太陽光発電単体では厳しいと言えます。
太陽光発電を今後も有効活用していく方法として「蓄電池」との併用が最適です。
蓄電池があれば太陽光発電で作った電力の余剰分を蓄え、太陽光パネルが発電しない夜間に電力を使用することが可能なのです。
つまり、日中は太陽光発電の電力を使用し、夜間は蓄電池の電力を使用できれば電気会社から電気を買う必要がなくなり電気代の大幅な削減ができるというわけですね。
卒FIT後も太陽光発電を有効活用すれば売電以上の効果を期待できるでしょう。
太陽光発電のパワーコンディショナーをハイブリッドに入れ替え
太陽光発電やパワーコンディショナーは導入後10年~経過で保証対象外となり、部品の故障が発生するようになります。
新規パワーコンディショナーに交換する際、蓄電池導入を検討しているのであれば太陽光単体に対応するパワーコンディショナーを交換するよりも蓄電池にも同時使用できるハイブリッド型パワーコンディショナーがおススメです。
太陽光発電、蓄電池それぞれにパワーコンディショナーが必要になりますが、コストやメンテナンス、設置場所の問題から、できればコンパクトにしたいところです。ハイブリッド型のパワーコンディショナーは一台で太陽光や蓄電池の直流電力を交流に変換することが可能です。
太陽光発電用のパワーコンディショナーを入れ替える際は蓄電池併用も見据え、ハイブリッド型パワーコンディショナーの導入をおススメします。
※ハイブリッド型パワーコンディショナーは太陽光発電と蓄電池が同一メーカーでないと作動しませんのでご注意ください。
太陽光発電と蓄電池を併用した電気の自給自足生活
太陽光発電は以前、売電価格が比較的高く生活費にプラスαを与えてくれましたが、現在は売電価格も下がり、卒FITの方にとって売電によるメリットが減りました。今後は太陽光で作った電気は売ることよりも自家消費が望ましいと言えます。
しかし、太陽光発電で作った電気を溜める「蓄電池」は決して安い金額ではありません。
ひと昔前の蓄電池は高価すぎて一般家庭では手が出ませんでした。
しかし、蓄電池は2010年頃から価格が下がり一般家庭に普及していくようになります。
現在、蓄電池価格は安定し更に安くなると思われていましたが、近年の世界情勢により半導体不足や円安などの影響で今後、蓄電池価格は上昇傾向にあります。
しかし、蓄電池や太陽光発電導入に対し国や地方自治体が様々な助成金制度を儲け機器導入を推進しています。
自給自足の生活に向け太陽光発電や蓄電池導入タイミングを逃さないようにしましょう。

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太陽光発電で作った電気は売電から消費へ変える未来

2009年から始まった売電制度「余剰電力買取制度」ですが、太陽光発電の普及を大きく促したのがFIT制度です。
売電価格10年固定によりハウスメーカーや工務店、多くの業者が太陽光発電の導入を推し進め、電気を売って生活に潤いをもたらすことが賢い選択と謳っていました。
売電価格は2009年では48円/kWhで、FIT法制定後42円に制定されましたが現在から見ると破格の高さというのがわかります。
例えば一日の余剰電力を8/kWhとした場合、売電価格41円なら328円/日、月で9,840円、年間118,080円です。
自宅の電気を太陽光発電や電気料の安い深夜電力を利用し買電分の電気料を支払っても生活費にゆとりが生まれていました。
しかし、時代は流れ現在の売電価格は約1/4にまで下落しており、売電によるメリットが大きく減っています。
そして、近年、国や地方自治体は省エネルギーや創エネルギーを推し進め太陽光発電や蓄電池の導入による自家消費を促しています。
将来的に売電価格がアップすることは考えにくいと言えます。
今後の生活を豊かにするためには光熱費等の出費を抑えた自給自足がトレンドとなっていくでしょう。
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