蓄電池の種類は各メーカーのラインナップも充実してきており、すべて合わせると70種~80種は国内で販売しております。
家庭用蓄電池は「ポータブル型」と「定置型」に分類され、それぞれ充放電する機器としての違いはありませんが、使用方法が変わってきます。
【ポータブル蓄電池の特徴】
災害対策用に持ち運びや移動ができるように、比較的軽く、車輪がついたモデルが多く販売されとります。
蓄電容量も最大で1kwh~6kwhほどで使用時は蓄電池本体に100Vコンセントを直接差し込み電気を使用する方法が一般的です。
太陽光発電との連携や200V電源の機器には使用できるものはほとんどございません。
【定置型の特徴】
重量があり、固定して設置を行いますので移動はできませんがその分容量が大きく災害時でも長時間利用が可能です。
また、ほとんどの機種で太陽光と連携が可能になりますので経済効果の向上にもつながります。
弊社では定置型蓄電池の販売が9割以上を占めており、ハイブリッド型、単機能型、特定負荷、全負荷、200V利用可など機能面で種類も多く、ご家庭にあった蓄電池の選定が行いやすいと思います。
蓄電池は直射日光や熱がこもりやすい場所でなければ基本的に問題はございません。
設置場所はまずは屋内と屋外どちらなら物理的に設置が出来るかをご検討ください。
屋外設置の場合は塩害地であるかなども重要なポイントです。
各メーカーの設置基準や保証規定を考慮しつつ、蓄電池は太陽光や住宅の分電盤との接続工事を行いますので配線距離が長くなると必然的に工事費も高くなってしまいます。
蓄電池を極力ご予算内で、長く安全にご使用いただく上でのアドバイスはしっかりとさせて頂きます。
蓄電池の選び方は「災害対策」「光熱費削減」「FIT対策」など用途、目的をしっかりと定めてから機種選定を行うと失敗しません。
用途を決めることで蓄電池の容量や停電時の動きなど優先する機能面を絞っていけます。
私達アドバイザーはこれらの用途などヒアリングさせて頂き、予算に見合った商品を絞り込むお手伝いをしております。
上記であげた3つの用途はどの蓄電池でも適応されますが、どこに重きを置くかで蓄電池の費用対効果に対する満足度が変わってきます。
基本的な考え方として、
《災害対策の場合》
蓄電池を設置するご家庭の電気使用量、停電した際に利用できる家電等の種類、家族構成、何日間の停電に備えるかがポイントです。
インフラ復旧の早いエリアや災害の起きやすいエリアであるかなども考慮して頂き、蓄電池の容量を決めていきます。
《光熱費削減の場合》
まず、ご理解いただき点は蓄電池は光熱費のランニングコストの削減は見込めますが、太陽光のように原価回収を見込むことは難しいのが現状です。
もちろん補助金などを併用する事で可能な場合もありますがレアケースとなります。
ランニングコストの削減が可能なご家庭は既に売電期間(FIT)が終了している方、深夜電力などの時間帯別で電気代が安くなるプランに加入されている方が対象となってきます。
基本的な考え方としては電力会社から購入している電気のkwh単価よりも安く電気を調達し蓄電池に貯めておきます。
ためた電気を放電することで電力会社から定価の電気を買わずに済み、光熱費の削減につながります。
《FIT対策の場合》
現在だと太陽光の売電単価が42円~38円/kwhぐらいでFIT契約された方が設置後の買取期間である10年を迎えます。
期間終了後の売電単価は買取会社に拠りますが8円~11円/kwhでの販売が一般的です。
購入する電気の平均が25円/kwhぐらいとした場合、売電するより家庭で消費した方がメリットが大きいので太陽光で発電した電気を蓄電池にためて、太陽の沈んだ夕方以降に蓄電池から放電する事で太陽光で発電した電気を無駄なく使用できます。
蓄電池容量の選び方として売電を一日平均どのくらい行っていたか、その量に近い蓄電池容量のモデルを選ぶことで費用対効果が高まります。
蓄電池に電気をためる時に、停電をしていない通常時は電力会社から電気を購入してためる事ができますが、電力会社の電気がストップしている時は蓄電池にたまった電気を使い切ってしまうと使用が出来ない状況となります。
太陽光と連携することで晴れていれば発電した電気を蓄電池にためて使い続ける事ができるので停電が長引いても安心して利用できます。
太陽光は停電するとパワコンが停止する為、自立運転に切り替えて電気を使用する事が出来るようになります。
発電量が沢山あっても自立運転中はほとんどの機種で1.5kwほどの電気しか変換して使用する事はできませんが、蓄電池の種類によっては疑似連系を行い、パワコンにも電源供給を行って太陽光が停電してない時と同じ動き方を維持させる事ができる機種もございます。
このような機種は停電時でも太陽光のスペックをフルに活かせるので、充電スピードも早く、余剰電力としても電気を使用できるので停電時の安心度は大幅に向上します。
太陽光が無くても蓄電池の設置は可能です。
太陽光が無い場合は、太陽光からの充電が行えませんので通常時に蓄電池に電気をためておき、停電時は放電のみを行う動きとなります。
使用目的は備蓄用となりますので、停電時の利用目的と賄える日数を考慮して蓄電池を選ぶと良いと思います。
冷蔵庫やリビング照明など、特定の場所に対して蓄電池を繋ぐことで停電時に利用できる個所を限定するモデルの事です。
ご家庭の分電盤の右側に小さい分岐ブレーカーが複数あると思いますが、その回路の1つか2つを選び配線工事を致します。
その為住宅メーカーが回路ブレーカー1つに対し冷蔵庫のコンセントとキッチン照明で1つの回路としていた場合はその箇所の電気は全て利用ができます。
対して全負荷型というモデルもありますがこちらは分電盤の左側にあるメインブレーカーに配線しますので、家中どこでも蓄電池からの放電で電気を使用する事が出来ます。
一見全負荷型の方が便利に思えますが、考え方によっては特定の場所のみで使用する方が細く長く蓄電を利用できますので電池切れを起こしにくいのが特徴です。
停電時にご家庭のメインブレーカーに電源供給を行いますので家中全ての場所でいつも通りに電気の使用が可能なモデルです。
現在人気のモデルで様々なメーカーが全負荷型モデルを販売しております。停電時もいつも通りどこでも使用できるはメリットですが注意点もございます。
《注意① 住宅の契約容量》
電力会社との契約容量が60Aまたは6kva以上のご契約をされている場合、全負荷型モデルだと接続できないケースが出てきます。
蓄電池の出力や専用分電盤に組み込まれているブレーカーのサイズにより接続の可否が確定します。
接続できる契約容量の最大値は市販されている蓄電池だと15kvaまで対応できる物もございます。
それ以上の契約の方や、希望する蓄電池との接続上限値より大きい契約のご家庭は分電盤を2つに分ける工事が必要となります。その場合は使用できる範囲の広い特定負荷型として使用いただく形になります。
《注意② 蓄電池の減りが早い》
全ての場所に放電できるメリットはありますが、待機電力を含め災害時に優先しない電気まで気づかずに使用してしまい、蓄電池残量が思った以上に減っていた等の印象を持たれている方も多いです。
不要な個所に電気を流さずに蓄電残量を維持しておきたい場合は、不必要な部屋や機器は手動で分電盤内の回路ブレーカーを切るなどして、節電を心掛けて頂くと良いと思います。
蓄電池のカタログにあるkwhなどは主に蓄電池の貯められる容量を指し、出力などのkwは瞬間的に蓄電池から放電して使用できる電気のパワーを指します。
蓄電池の選定基準でバッテリーの大きさや瞬間出力の大きさなどが決め手となる事が多いです。
そのスペック表記の方法がkwhやkwで現わされています。
大きな水の貯水タンクに蛇口がついている物をイメージして頂くと分かりやすいですが、蓄電池容量のkwhの数値が大きいものはタンクの容量が大きく、出力のkwは蛇口の太さと考えてください。太い蛇口であれば大量の水が一気に流れ出すのに対し、細い蛇口はゆっくりと長い時間をかけて蛇口から水が出ます。
これらのスペックが災害時の使用目的に適したものをを選ぶ際の基準として下さい。
また、上記の例では表現が難しいのですが、100Vの機器にはほとんどの機種で利用できますが、200Vの機器に対しても放電が行えるものもございますので、ご希望があればお気軽にお問い合わせください。
単機能型とは、既設の太陽光パネルのパワコンと蓄電池用のパワコンとが別々になっているものを指します。
蓄電池は大きく「単機能型」と「ハイブリッド型」にタイプが分かれますが、単機能型は太陽光のシステムと蓄電池のシステムが一部だけ接続し、それぞれの機械が独立して稼働するシステム構成を指します。
対してハイブリッドは太陽光のパワコンと蓄電池のパワコンが一体となり創蓄全てが連系することで1つのシステムとなります。
ハイブリッドのメリットも大きいですが、既設の太陽光パワコンの処分や、太陽光単体の長期保証が切れてしまうなどデメリットもございますので、単機能型を導入されるご家庭の特徴としては、太陽光の設置年数が浅くシステム保証年数が長期間残っている場合や、直近でパワコンの交換を行った(パワコンがまだ新品に近い)ご家庭や太陽光を併設せずに蓄電池単体での導入をご検討されているご家庭が多いです。
蓄電池と太陽光発電のパワーコンディショナーを、1台で兼用することができる蓄電池システムを指します。
パワーコンディショナー(以下パワコン)は太陽光システムだけでなく、蓄電池システムにも必ず付属される機器になります。
ハイブリッド型は、太陽光パワコンの役割を蓄電池パワコンに兼ね備えており、太陽光・蓄電池を1つのシステムに集約することが出来ます。
ただし、ハイリッド蓄電池の導入にあたり、以下2点の注意点もございます。
①設置されている太陽光のパネル型式や回路構成により接続可否の判定が必要になります。
判定が不可となった場合は指定のハイブリッド蓄電池の接続は出来ませんので、その他の蓄電池を選定して頂く必要がございます。
②太陽光のシステム保証期間中にパワコンを入れ替える工事を行いますので、その時点でシステム保証は失効いたします。
接続可否の確認については以下の情報があるとスムーズに行えますので、お問合せ前にご準備頂けますようお願い致します。
〇モジュール、パワコン、接続箱の型式と設置枚数(※保証書に記載されています)
〇太陽光の回路構成(系統数などとも言います)(※パネル割付図面に記載されていることが多いです)
また、ハイブリッド型を導入されるご家庭の特徴としては太陽光設置から10年前後の方が非常に多い印象です。
理由としては「太陽光のシステム保証が10年で満了」「固定買取期間終了」「パワコンの寿命時期」があげられ、ハイブリッド蓄電池の導入タイミングとしては非常に適しています。
蓄電池を導入の際に併せてパワコン交換も検討されている場合は、ハイブリッド蓄電池を選定された方がパワコンの交換費用を抑えらる分コストメリットが大きいのでお勧めです。
※太陽光パワコンの単体交換費は20~30万円前後が相場となります
蓄電池のメンテナンスは不要ですが、動きがおかしい、エラー表示が出ている場合などはご連絡ください。
「太陽光発電」「蓄電池」「V2H」この3つのシステムを1つのパワコンで制御・コンロールができるシステム構成を指します。
ハイブリッドシステムは「太陽光」「蓄電池」の2種の連携運転に対し、
3種類の機器をコンロールできるシステムとしてトライブリッドがございます。
まだ多くのメーカーでは販売されておりませんが、今後は電気自動車の普及に伴い、
トライブリッドが主流になっていくと思われます。
トライブリッドもハイブリッドと同様に後付けであれば10年前後使用した後に導入をお勧めいたしますが、新築時や将来的にV2Hの導入を検討している場合でもレディ設置(トライブリッドパワコンと太陽光だけを先に設置して後から蓄電池やV2Hを導入する設置方法)で導入される方もいらっしゃいます。
太陽光、蓄電池、V2Hをそれぞれ独立した機器で導入した場合、それぞれが勝手に動作してしまいエラーを起こすことが多いのですが、
連携システムであればそのような不具合を心配する必要がありません。
但し、V2Hスタンドは対応できる車種が限られており、現在、日本メーカーの車種の登録が行われておりますがご購入前には必ず対象車種の確認が必要となります。
V2Hは電気自動車に蓄電された電気をご家庭に送電する機器で本体にはバッテリーはありません。
そのため電気自動車がご家庭に無い状態では送電することができません。
また蓄電池は本体にバッテリーが搭載されているので定置する事でいつでも充放電致します。
V2Hと蓄電池の併設や機能の違い、使用方法のご質問を多く頂きます。
使用目的が類似している点もございますが、根本的な違いは本体に蓄電される蓄電池に対し、V2H単体では充放電を行えません。
併設についても物理的には可能ですが、停電時の電気の供給先が被ってしまうとそれぞれの機器でエラーを起こす可能性がございます。
例えばV2Hの放電先は1階、蓄電池の放電先は2階にするなど住み分けをきっちり行うために住宅分電盤の改良が必要な場合がございます。
これらの問題をクリアできる商品としてはトライブリッド型のシステムを選定頂くと1つのパワコンで蓄電池も太陽光もV2Hも制御コントロールをしてくれますので安心してご使用いただけます。
使用環境にもよりますが、大体10年~15年くらいかと思います。
弊社もメーカーの立場ではないので断言出来ないのが心苦しいですが、設置環境に左右する点や電化製品である以上個体差もあるかと思います。
ただし、その部分はメーカー保証として10年~15年は標準付与される点でご安心頂けると思います。
15年にする場合は追加で保証延長費用が発生するメーカーも多くありますが、10年目を迎えた頃から機器の不調が出やすくなる点を考えると延長保証への加入をおすすめしております。
一つの場所に複数台の蓄電池を設置する事は可能ですが、太陽光との連携や組み合わせる機種により利用ができない場合もございます。
また、消防法の兼ね合いで住宅に設置できる容量は合計17.76kWh以内となっておりますが、
管轄の消防署に届け出を行う事で設置が可能な場合もございます。
東京電力・経済産業省等の登録規定により、太陽光と連携出来る蓄電システムは一世帯1システムまでの導入となっておりますが、
以下の諸条件を満たす多世帯住宅では1システム以上の導入も可能です。
諸条件は以下のパターンが該当いたします。
※同じお住まいに複数の世帯がある場合
①各世帯ごとに太陽光システムが設置されている
②各世帯ごとに電気の契約をされている
③各世帯ごとで住民票の登録がされている
先々、蓄電池の容量を増やす計画などがあれば、ユニットのみの増設で既存システムに連結が出来るものもございます。その場合は上記の様な諸条件はございませんので、設置も容易に可能です。
蓄電池も家電の部類となりますので、機器個体差によりエラーや不具合などが絶対に起きないという事はございません。実際に設置した後に出やすいエラー等の主な症状など以下記載いたします。
まず機種ごとの機能の違いや可能な動作など商品選定ミスやイメージ違いなどによるところは回避しなければならないポイントとなりますので、ご購入前には必ずアドバイザーへ詳細の確認をお願い致します。
インターネットの情報も誤った理解の記載内容が多く目立っておりますのでご確認頂く事をお勧めいたします。
一般的に報告されているトラブルを例に、弊社は以下の点に配慮しております。
《ハイブリッド蓄電池で発電量の低下》
太陽光は複数の回路からシステムを構成しておりますので、設置されているシステムの回路数に合わない蓄電池を設置してしまい捨てとなる回路が出てしまった結果、発電量の低下に繋がってしまうケースになります。
弊社では、太陽光発電システムの回路構成は各家庭異なりますのでご自宅の設備状況など詳しく伺った上で太陽光システムに合った商品をご提案させていただいております。
《深夜充電を有効活用できなかった》
蓄電池は太陽光の余剰充電以外にも、深夜充電で充電が可能な為、併用をお考えになられる方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで注意いただきたいのが、深夜充電を活用するには深夜割安なプランに加入されていることが前提となるということです。
更に、深夜割安なプランにご加入いただくには基本的に「夜間蓄熱機器(エコキュートなど)」の設備が必要となることが殆どですので、弊社ではご自宅の電気設備状況も確認した上で、充電の使用イメージをお伝えしております。
《設置場所がイメージと違った》
折角、商品や工事について打ち合わせしていたのに、実際の設置場所や配線経路が話していた内容と違うというのはとてもショックなトラブルですよね。
弊社は、自社の工事部隊がございますので工事前の現地調査時には必ず施工スタッフがご訪問させていただいております。
また、設置場所や施工イメージの相違がないよう、お客様と設置場所や施工方法についてご相談させていただきながら工事内容を決めさせていただいております。
《助成金の申請が受理されなかった》
蓄電池は決して安いお買い物ではございませんので、活用できる助成金事業があれば、活用したいですよね。
弊社でも助成金の代行申請を多く承っており、基本的に不備が無い様、書類を揃え参りますが、万が一、書類に不備があった際は必ず事業者から代行申請者に連絡が入り、その指示に従って追加書類を提出致します。
きちんと不備対応を行えば、助成金の申請は受理いただけますので、代行申請者が助成金事業についてきちんと把握されており、尚且つ申請実績のある会社にお任せされるのが宜しいかと思います。
AI(人工知能)が搭載されていることで各家庭のライフスタイルを日々学習します。
翌日の使用する電力量の予測から翌日の天候に応じて最適な充放電制御を自動で行うことができる為、節電効果も得られるようになります。
AI搭載の蓄電池のカタログには経済効果をメインに謳っている内容が多くございますので、「AI機能=経済効果を高められる」と捉えられる方が多くいらっしゃいますが、AIの考え方や機能というのはメーカーによっても異なる部分になりますので
希望している蓄電池のAIでは何が出来るのか。の情報収集は大切かと思います。
また、AI機能は全てのご家庭でご活用いただけるとは限りません。電気のご契約内容や固定買取期間が終了する年月などもポイントになって参りますので、下記に詳しくご説明いたします!
《AI機能について》
AIには大きく分けて2つの機能がございます。
①蓄電池の最適な充放電制御
②もしもの停電時に備える動き
①は上記回答にもあるような機能を指すことが殆どですが、翌日の天気予報に基づいて深夜の充電量を制御することを指すメーカーもございます。各メーカーの違いにつきましては、弊社アドバイザーまでお問い合わせください。
②はそもそも蓄電池は停電時のバックアップ電源としての役割が大きい商品になりますので、その役割を最大限活用いただけるよう、インターネットを介して常に周辺地域の警報情報などを収集し、必要に応じて時間帯問わず商用電力から充電を開始する機能になります。
蓄電池としては、停電時に電気不足で困らないようにする為の機能になりますが、お客様からすると返って購入する電力量が増えてしまう場合があり、経済効果とは逆の働きになってしまう可能性もございます。
全ての制御をAIに依存させてしまうのではなく、お客様ご自身でも適宜蓄電池の稼働状況を確認いただき、活用していくことが大切になります。
《AI機能を活用できるご家庭とは》
殆どの機種でAI機能をONにする際は、卒FIT向けのモードへお切替いただく必要がございますので、まずは、卒FITされていることが条件になります。
勿論、卒FIT対策として事前に設置されるご家庭もございますので、その際には卒FIT後にAIが使用できるイメージとなります。
また、日中の余剰充電に加え、場合によっては深夜充電も併用して蓄電池を最大限活用する動きをしますので、深夜割安なプランにご加入されていることも前提となる機能になります。
つまり…
①固定買取期間が終了している(卒FIT)
②深夜割安な電気プランに加入している
以上の条件を満たしている場合にAI機能を活用いただけることになります。反対に、1つでも条件を満たせていない場合はAIを動作させてもメリットとなる動きが見込めませんので事実上、ご活用いただけません。
災害対策の強化や固定買取価格が高くメリットが大きかった方はFIT終了後はメリットが小さく感じられるので蓄電池の導入はお勧めいたします。
太陽光を導入した際の目的にもよりますが、収益目的で導入された方は蓄電池も同様に考えてしまうとリスクがございます。
蓄電池の経済効果はあくまで調達電気の価格差でメリットが出ますので、太陽光のように原価回収できるケースは少ないですが、災害目的や自家発電によるメリットを検討し導入された方であれば、経済効果も災害対策も強化できますので導入はお勧めいたします。
お勧めする理由としては
①FIT終了後は売電単価が大幅に下がってしまいますので、売電せずに蓄電池にためて自家消費を優先する事で経済効果が上がります。
②太陽光だけでは停電時に自立運転に切り替える方法以外電気の使用が出来ません。
また夜間や天候不良の場合は発電をしてないので停電と同じ状態です。蓄電池にためておくことで夜間も停電にはならないので災害時も安心です。
蓄電池にためる電気の購入単価が、普段購入する単価より安く調達し、使用する事でその差額が経済効果となります。
経済効果に関しては良くご質問を頂きますが、経済効果が出る要素としては大きく2点ございます。
《太陽光からの充電》
対象としてはFIT期間が終了し売電のメリットが少なっってしまった時に効果がございます。
例えば48円で売電していた方は10年の固定買取制度の終了後は10円/kwh前後で売電となりますが、日常購入する電気の単価は再エネ賦課金も加算すると平均で29円/kwhほどなので売るよりも使用した方が20円/kwhお得になります。
《深夜電力で充電》
エコキュートなどを導入しているご家庭は深夜電力の割安プランに加入しているケースが多いと思いますが、安い時間の電気を蓄電池にためて購入電気の高い時間帯に蓄電池から放電する事で、高い電気を購入せずに置き換えられた分だけ経済効果が上がります。
お客様の太陽光の設置状況や、買電売電の状況などヒアリングさせて頂き、最適な物をご提案できるように心掛けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
蓄電池単体の経済効果だけで原価回収は難しいですが、太陽光との併設や深夜電力、補助金など友好的に利用する事で原価回収が可能な機種もございます。
蓄電池の導入理由で「災害対策」「FIT対策」「経済効果」などが多くあげられますが、蓄電池単体の導入は「災害対策」目的となり、原価回収は見込めません。
「FIT対策」「経済効果」目的で導入する場合は太陽光の余剰充電や深夜電力の割安電気をためて使用する事である程度の原価回収は見込めます。
ただし、太陽光のように数年たてば回収を見込めるほどの効果はありませんので、イニシャルコストを抑えて導入することが一番の経済効果と言えます。
現在は各自治体や国の補助金なども多くございますので私達アドバイザーでご予算や使用目的から極力、原価回収できるモデルなどをご提案する事も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
お住まいの地域により内容は様々ですが、各自治体や国で蓄電池の購入に対し補助を行なっています。
補助額は自治体ごとに異なります。例えば市と県など2つ以上の補助事業を併用する事も可能です。
弊社にいただくお問合せの中でも補助金関連のご質問はとても多く、やはり蓄電池を購入する上で予算をたてるにも、補助金の有無は事前に確認をされた方が宜しいかと思います。
自治体ごとに異なる点
・事業予算
・補助金額
・対象機種
・受付期間
・申請タイミングや審査にかかる期間
・併設機器の必要有無
・提出資料 等々…
自治体の補助金は純粋に導入費用の補助という考えよりは、再生可能エネルギーの有効利用を自治体として目指す方針がございますので、補助金を出すための諸条件がございます。
指定条件をクリアした方のみが申請を行う事が可能です。
例えば東京都や国の補助事業は家庭ごとの電気使用量や発電状況のデータ収集を目的としている為、蓄電池以外にご家庭の電気を計測できるHEMS機器をあわせて設置が必須という条件がございます。
そのために初期費用が予定より増える部分もございます。
蓄電池の種類により接続できるHEMSが異なったり補助対象の機種では無かったり条件の合致が難しいケースもございますので、補助金申請の代行を行う業者で設置をお願いする事が一番安全です。
また、市と県の補助金があった場合、勿論両方の補助金を活用できるのがベストですが、申請タイミングがそれぞれ「契約前」「工事後」に別れる時もあります。
工事が終わったころには予算に達し受付終了となっていたりと、2つ以上の補助金を受け取るのは難しい部分もありますが、なるべく両方のスケジュールに合わせられるよう逆算して工事日設定をさせて頂いたりもしています。
また、補助事業は年度ごとの受付になるで、補助金利用をお考えの際は新年度となる4月前から準備をしておくことが重要です。
弊社では申請書類の作成~申請代行までを無償で承っています。事前に最終的な手出しがどのくらいになるのかや具体的なスキームなどについても事前に打ち合わせをしています。
勿論、補助金がない地域の方でもお得に購入できる機種などご相談頂く事もできますのでお気軽にお問い合わせください。
蓄電池にはスマートフォンなどで使用しているリチウムイオン電池が採用されています。
リチウムイオンの中にもいくつか種類があり、三元型、リン酸鉄、クレイ型が採用されています。
材質ごとに充放電のサイクル数や価格などに違いがあります。
主に三元型リチウムが市場での認知は非常に高いですが、より寿命が長く安全性の高い材質として、リン酸鉄リチウムを採用するメーカーが増えてきました。
また昨年、京セラが電極に粘土材質とリン酸鉄を組み合わせた業界初のクレイ型リチウムを搭載した蓄電池の販売を開始したりと、新しいタイプの蓄電池にも今後注目していきたいところです。
もちろん電池の研究者レベルでなければ詳細は不明な点もございますが、それらの電池の特徴により各メーカーは寿命や充放電回数の目安になるサイクル数を公表しています。
これも材質によって異なり、三元型で6,000サイクル。リン酸鉄で12,000サイクル。クレイ型で12,000サイクル。と主に記載されています。
このように比較すると6,000サイクルは一見少ないように見えますが、1日1回の充放電を繰り返した場合、約16年間の使用が見込める事となり、メーカー保証期間内ではまず期待サイクル数は超えない計算になります。
サイクル数は業界で表現のルールが確定してない為、何をもって1サイクルとするのかは各メーカーの基準となります。カタログ表記ではサイクル数の少ない商品でも他メーカーのサイクルの考え方に当てはめると、数字が逆転するケースもございます。
数年前よりは低コストで導入いただける機種が増えたのも、リン酸鉄やクレイ型などの新しい材質が採用され始めたのもひとつの背景と言えます。
販売会社によっては取り扱い機種が限られている場合もありますが、弊社では市場人気機種の多く取り扱ってますので、ご希望の材質から商品をご紹介する事も可能です。
基本的にはご契約中の電力会社や経済産業省へ新たな設備設置として、お手続きが必要になります。申請は販売店や工事店が行う為、事前に内容を確認する必要があります。
蓄電池を設置した際、家庭内の電気設備が変更になるので電力会社への告知が義務付けられています。
また、固定買取期間満期(卒FIT)の場合は申請が不要と言われる事がありますが、発電設備が変更になる旨は保守や安全性の観点から、必ず電力会社と併せ経産省にも申告しなくてはなりません。
また、最終的な連系運転開始は申請から1年以内と期限も設けられています。
いずれの申請も工事店や販売店が代理申請を進めていきますが、弊社では一括してすべての申請業務を行っています。
必要手続きに不安がある際は弊社アドバイザーにお気軽にご相談下さい。
機種により変わりますが、市販されているものは大体35dB~40dBほどです。
室内置きも屋外置きも騒音で気になる事はほとんどないと思います。
実際に弊社でも2000台以上設置をしておりますが、ご近所の方からクレームがあったなどの話は一度も聞いたことがありませんので、ご安心ください。
蓄電池の容量や使う家電により異なりますが、一般的に蓄電が満充時と仮定した場合の目安使用時間は以下です。
6kWh前後で15~18時間
10kWh前後で24~30時間
15kWh前後で40~45時間
蓄電池の容量=消費できる電力です。
消費電力は家電ごとの定格電力×使用時間で計算します。
例えば消費電力の少ない家電であれば長い時間使用する事ができますし、反対に消費電力の多い家電は節約して使わないと、蓄電池の中身がすぐに空になってしまう可能性があります。
ちなみに、一般家庭の1日の電気使用量は約10kWhと言われています。
10kWhと言われてもピンとこないと思いますので、参考例をひとつのイメージとしてみてください。
参考例
冷蔵庫(100W)を24時間使用した場合…約2.4kWh
エアコン(600W)を6時間使用した場合…約3.6kWh
照明(50W)を3部屋で6時間使用した場合…約0.9kWh
スマホの充電(10W)を2台分1時間使用した場合…約0.02kWh
IH(1000W)で30分使用した場合…約0.5kWh
炊飯器(1200W)で炊飯と2時間保温した場合…約1.25kWh
電子レンジ(600W)を30分使用した場合…約0.3kWh
洗濯機(200W)を1時間使用した場合…約0.2kWh
テレビ(210W)を6時間使用した場合…約1.26kWh
合計消費電力は約10kWh程となります。
参考例よりも節約して電気を使う予定であれば6kWh程の蓄電池。
発電の見込めない雨天なども想定し10kWh以上の蓄電池を導入するなど
ご家庭ごとの使用量に応じ蓄電容量は選ぶのが良いと思います。
ご自宅に適した蓄電容量がわからない場合は、ご自宅の電気使用量や使い方のイメージにあわせ最適な容量選定のお手伝いを致しますので、お気軽に弊社アドバイザーまでご相談下さい。
太陽光と蓄電池のメーカーが異なっても設置が可能です。ただし、太陽光や蓄電池の仕様によっては設置が出来る機種、そうでない機種もありますので事前確認が必要です。
太陽光発電と連携して使用する蓄電池ですから、既設太陽光との相性についても気になるところです。
メーカー間の相性というのは基本的にありませんが、シャープ蓄電池のみ同社製か三菱・京セラなど一部のメーカーパネルとの接続しか認めておらず、それ以外のパネルに接続した場合は保証が下りない事もあるので注意が必要です。蓄電池全般に共通している点として、接続できる太陽光出力・回路数・パワコン台数など機種ごとに仕様が決まっています。
特に最近人気のハイブリッド蓄電池は太陽光パワコンの交換も同時に行う事になるので、既設太陽光パネルの仕様や回路構成はそのままに、新たに設置するハイブリッドパワコンに接続する事ができるのか。
お客様に安心して設置検討いただけるよう、商品提案の段階で調べるようにしています。
接続検討が必要な例として多いのが、ハイブリッドパワコンの許容を超える太陽光の回路数の時です。
この場合、太陽光の回路構成を組み替えてあげる事で、許容内の回路に収める事もできます。
また、単機能蓄電池は基本的に太陽光と蓄電池を直接繋げるわけではないのでハイブリッドのように回路数などの確認は不要ですが、メーカーによっては停電時の動作確認が認められている太陽光パワコンであるか確認が必要になる場合もあります。
ご自宅に設置出来る蓄電があるかご心配な点がありましたら、選任アドバイザーと現場経験豊富な
施工スタッフが連携してメーカー規定に基づき接続検討を行いますので、ご安心してお任せください。
故障した原因や症状を弊社までご連絡ください。
工事スタッフで対応できる部分であれば弊社にて訪問確認し、メーカーでないと対処できないケースは弊社またはお客様よりメーカーへご連絡し点検を行います。
エラー番号などで原因が特定できる故障であれば、弊社へお問合せ頂ければ対処方法などご案内が可能です。
エラー内容により弊社、またはメーカーにて対応するケースもございますので判断が難しい場合は弊社にお問い合わせください。
蓄電池やパワコンの点検をお客様で行う事は危険が伴いますので、絶対に解体など行わないでください。
故障内容を精査したのち、保証期間中であれば保証内から修理を行いますが、対象外となるケースもございますので予めご了承ください。
一部のメーカーや機種に自然災害保証が付与されているか、または有償で付与することが可能です。
自然災害に対しては主に以下の保証が適用されます。
「火災、破裂、爆発」「風災」「ひょう災」「水災」
傾向としては自然災害補償が付与される機種が増えてきておりますが、対象機種はまだまだ少ない状況です。
自然災害など影響がある地域にお住まいの方は是非ご検討ください。
お客様の中にはご自宅の火災保険に組み込んで加入される方もいらっしゃいますので合わせてご確認頂けると良いと思います。
お客様の火災保険等が適用となる場合は、火災保険を優先して適用した上で、実際の修理費用に対して不足した場合に本補償から補てんされます。補償内容に該当する事故により損害が発生した場合に、修理または代替物が提供されますが、該当する事故にあたるのかなど判断が難しいと思いますので、先ずは状況をお伺いさせて頂ければと思います。
先ずは、どの部分がどのように壊れているのか判断する必要があります。
故障の原因など、メーカーでないと判断できないことがある為、メーカーに調査を依頼して頂いております。
ハイブリッド蓄電池を導入した時点で太陽光のシステム保証は失効いたします。
その場合パネル保証が残っていればメーカーへ問い合わせして調査・原因を特定してもらいます。
原因がパネルの劣化故障等であれば太陽光のメーカー保証が適用されます。
同じケースで単機能型の蓄電池を導入していた場合は太陽光のシステム保証は失効いたしませんのでメーカー保証がそのまま適用されます。
いずれにしてもシステム保証が切れてしまっている場合はパネル保証のみで適用となります。
昨今、ハイブリッド蓄電池を導入してPID現象による故障など懸念される問題がございますが、蓄電池導入段階で既設太陽光との接続可否やパネル側でのPID対策状況などきっちりと確認しておけば特に気にされてなくても問題はありませんので、ご心配な場合は是非お問い合わせください。
太陽電池を複数接続して高電圧下で使った場合に、太陽電池の回路内に本来電流が流れるべきでない漏れ電流が発生し、太陽電池セルの電気特性が変化することで太陽電池の出力を大きく低下させてしまう現象のことです。設置済みの太陽光パネルの種類や導入する蓄電池の組み合わせでPIDが起こる可能性はあります。
PIDは高電圧化で高温多湿な環境で起きやすいと言われておりますが、蓄電池を設置したから起こる現象ではなく太陽光単体でも起きうる現象です。
特にハイブリッド型蓄電池を導入する際は既設の太陽光パワコンを取り外して創蓄システムに組み替えますので、PID対策の取られていない商品の組み合わせの場合、PIDが起きる可能性がございます。
また予測や設置工事の段階では起こるかどうかの断定はできません。
もし起こってしまたら?というご心配も多く見受けられますが、2015年頃から新たに販売されている太陽光パネルはPID対策品であるか、一定基準の環境下で出力低下が起きない事を実証できたパネルのみが販売対象になっているので新しいパネルではさほど気にされなくてもよいかと思います。
逆に10年前のパネルなどはPIDの概念が無く製造されている可能性がございますので、絶縁トランス内臓のパワコンなどでリスクを抑えて行く方法が妥当かもしれません。
メーカーによってはPID対策のリレーBOXなどもオプションで設置が可能なので、ご心配な方はそれらに対応しているメーカーから選ぶのも良いかと思います。
マイナスイメージの噂や情報は尾ひれが付いて広がりやすいので様々な憶測が飛び交っておりますが、弊社では過去2000件以上の設置を行っていますが、お客様の中からPIDが起きたケースはございません。
しかしながら物理的には発生する事が明確になっておりますので弊社アドバイザーの方でも必ず既設のパネルの型式やパワコンの型式など確認を行ってから商品提案をさせて頂いておりますので、お気軽にご相談ください。
太陽光パネル内部で電圧が上昇し回路外に漏電し発電能力が低下または故障をしてしまう現象で、それらの現象が起きないように何かしらの対策を行っている商品をPID対策品としております。
PIDは(Potential Induced Degradation)の略で「電圧誘発劣化」と言われている現象で、太陽光パネルからの漏電により発電効率が大幅にダウンしたりパネルの熱上昇により故障を誘発してしまう現象です。
現在販売中の太陽光パネルはほとんどが一定の試験基準をクリアし漏電の確認が起きないものや組み合わせるパワコン側で絶縁機能を付与し対策が取られていますが、10年前の太陽光システムでは基準値が無かったためにPIDが起きてしまう可能性があると言われています。
ただし発生率は極めて稀で工事をする上でも対策を講じようが無い部分がネックと言われております。
海外のメガソーラーでは頻発し問題になったことがありましたが、国内ではそこまで騒がれておりません。
特に住宅用となると規模も小さい為起きていても気づかないだけかもしれません。これらの事から現在の蓄電池メーカーで対策を進めており、既に対応済みの機種も多く販売されるようになってきました。古い太陽光システムにハイブリッド蓄電池を導入する際は是非ご相談ください。
一般的な設置工事であれば1日で完了致します。
工期についてはほとんどのご家庭で9:00~17:00には引き渡しが完了しております。
ただし、天井裏配線や床下配線等の隠蔽配線を極力行うようにしておりますので、ツーバイフォー住宅などの施工の場合や、配線距離が長い場合などは事前に2日間の工期を頂く旨をご説明させて頂きます。詳細は現地調査を行った上で工事の内容を決めさせて頂きます。
また、工事が問題なく完了したとしても稀にですが機器の初期不良やお客様宅のインターネット環境により通信接続などがうまく設定できない事などイレギュラーもございますのでその際は改めて工事日の調整を行わせて頂く場合もございますのでご了承いただけますと幸いです。
設置する機種の機械構成にもよりますが、「蓄電池ユニット」「蓄電池用パワコン」「モニター」「「専用分電盤」が一般的な設置物です。
《蓄電池湯ユニット》
重量物なので屋外に置く場合は簡易基礎を作成し本体を載せてアンカー固定いたします。
犬走やコンクリート土間の場合は直接アンカー固定する場合もあります。
大型の蓄電池になると200kgの重量になりますので、弊社の工事スタッフではなく、メーカーが手配した重量物専門の運送会社様が設置場所まで搬入を行うケースもあります。
搬入距離や搬入ルート、階段や段差の有無で費用が変わるケースもございますので現地調査で詳細を確認致します。
《蓄電池用パワコン》
太陽光のパワコンと同様、蓄電池にもパワコンが必要となります。基本は屋外の壁面に設置し、蓄電池本体と宅内の分電盤まで配線をする中心の機器となります。機種によってはユニットと一体型もありますので、その場合はパワコンの壁面設置作業はございません。
《モニター》
ハイブリッドの場合でも単機能の場合でもオプションまたは標準品としてモニターがございます。
太陽光の発電状況も蓄電池の運転状況も一括して確認できるモニターとなります。
最近の機種はモニターレスとなり、お使いのスマートフォンと接続してモニタリングできるサービスも増えておりますが、ネット環境によりうまく情報が反映されない事が時々あるかもしれません。
その場合はオプションモニターをご検討ください。
また、モニターはパワコンから有線で設置をいたしますので、太陽光モニタのように好きな場所にコンセントを差して使用できるものは少なく、壁面に固定します。後配線になりますので、ご希望の場所に設置できないケースもありますので詳しくは現地調査スタッフにご確認ください。
《専用分電盤》
停電時などに蓄電池からの放電に自動で切り替える装置や、どの場所に電気を使用するかなど、設定内容に合わせて分電盤を設置いたします。
既設分電盤の隣に設置する事が多いです。
基本的には概算価格で行える施工方法をご提案いたしますが、現地調査後に概算に含まれていない工事が発生した場合は追加となる場合があります。
概算見積書は現地調査前に標準工事費を計上してご案内しており、現地調査後に最終のお見積書をご案内させて頂きます。
7割以上のお客様は追加は発生しませんが、仮に追加が発生した場合はプラス2万円~3万円が平均です。
ただし、以下のような事例の場合別途お見積りが必要になります。
1.設置場所と分電盤までの距離が20M以上ある場合
2.別棟の建物から電線など引き場合
3.搬入が困難でユニックなどを必要とする場合
4.搬入経路上に段差や階段などがある場合(特定の機種に限る)
5.住宅の分電盤が10kva以上の設備がある場合
6.インターネット環境の新設や増設または改設等
7.その他お客様のご要望による施工方法や指定部材などを使用した場合
上記以外にも発生してしまうケースはありますが、気になる点など事前にご相談いただければご回答できますのでお気軽にお問い合わせください。
現地調査では各機器の設置場所、搬入経路、配線ルート、分電盤を確認致します。
現地調査は現地の確認や設置イメージ、最終の見積書を作成する上で必須となります。
上記の回答にある箇所以外にも、資源エネルギー庁や電力会社への申請業務も必要となりますのでそれらのご契約情報なども合わせて拝見させて頂きます。
蓄電池はメンテナンス不要の機器なので基本的には行いませんが、エラーや不具合が出た場合は訪問点検など実施しております。
蓄電池の価格については工事費も全てコミコミで100万円~200万円で取り扱い機種のほとんどがご提案可能でございます。
蓄電池は充電できる容量で大幅に金額変わり、一般市場価格の相場はkwh/15万円~20万円となっています。
容量については4kwh~16kwhの蓄電池となります。
蓄電池の販売においてはインターネットでは販売価格の掲載が固く禁じられており、ご提示できないのが非常に残念です。
弊社では自社の工事スタッフとアドバイザーの一貫体制でご提案からアフターフォローまで行っており、市場価格なども常に調査を行い、業界でも最安値、高品質サービスでご評価を頂いております。
営業活動は一切行っておらず、お客様からのお問い合わせやご紹介でのみ販売しております。
営業経費や工事費の外注なども無く中間マージンをカットし末永くお付き合いできるよう最低限の利益を頂き日々邁進しております。
訪問販売やネット販売など様々な販売形態がございますが、価格比較のための相見積もりだけでも大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。
「押し上げ効果あり」のモデルだと、ダブル発電という扱いになり売電単価が下がってしまいますが、「押し上げ効果なし」のモデルであれば太陽光の売電単価は維持できます。
押し上げ効果とは余剰電力を売電している時間帯に(主に日中)蓄電池からも放電する事で家庭内で使用する余剰電力量を減らし、売電量を増やす効果があります。
売電量を押し上げて(増やして)しまう点で公平性を保つためにダブル発電扱いして売電単価を下げています。
「押し上げ効果なし」のモデルは太陽光稼働時には放電を止める仕組みになっておりますのでダブル発電にはなりません。機種によりモデルが分かれているものが多いので商品選定の際はご希望の物をアドバイザーへお尋ねください。
メーカーごとに異なりますが、市場で販売されている蓄電池の多くが保証期間10年あるいは15年とされています。
長期使用が見込まれる蓄電池ですから、万が一の故障に備え保証が手厚いメーカーで設置検討されたい方は多いと思います。
これまでは各社10年保証が主流でしたが、機器自体の性能が高くなってきたこともあり、最近では標準保証15年や有償で15年保証に変更できるメーカーが多くなりました。
他にも風災や水害が原因による機器の故障に対し、自然災害補償を設けるメーカーもあります。
万が一、機器が故障した際はメーカー保証内で修理や交換が行われますが、施工不良が原因で機器に不具合が出るケースもある為、メーカー保証だけでなく施工不良に関しても実際にどのような対応になるのか。購入前に把握しておく必要があります。
弊社では万が一、配線ミスや接続違いにより機器に不具合が起こった場合、無償で修理や交換を行う工事瑕疵保証を全てのお客様に付与しております。
完全自社工事となりますので、不具合の原因だったり施工店対応あるいはメーカー手配の判断もスピーディーに行う事ができます。
初期設定など全て完了していれば物理的に使用は可能ですが、原則は資源エネルギー庁や電力会社への変更届や連系手続きが完了した後に稼働する機器となっております。
メーカーまたは販売店まで症状やエラー番号などご連絡ください。
不具合の内容は通信エラー、漏電検知、過電流など電気機器である以上、様々な事象が考えられます。
また、電気をためる装置なので火災などが起きないように、些細な事でもエラーが表示が出てしまう機種もあります。
これらは安全に使用して頂くための機能でもございますが、頻繁に出ると不安に思ってしまう事も。
弊社では工事から保守まで一貫して行っておりますので、何かしらエラーが発生した場合はまずは弊社にご連絡ください。
その症状に合わせて、お客様の簡単な操作で解消できるものか、弊社の工事スタッフが対応するものか、メーカーでないと解消できないものかを判断し的確にご案内をしております。
弊社では工事瑕疵保証は10年付与されます。
何か問題が生じた際にメーカーの判断で工事瑕疵による故障と判断された場合は弊社にて全額保証しております。ただし、電気工事なので誤配線をしていた場合は工事の段階でショートしてしまいますので後から工事が原因で壊れてしまうとい事象はほとんどございません。
一般的には通常使用による故障であればメーカーの保証期間中は無償で修理が可能となりますのでご安心ください。
国内外の多くのメーカーと機種に対して施工研修を行い「施工ID」を取得しております。
詳細は弊社の取り扱いメーカー以下のURLよりご確認ください。
↓↓
https://eneban.com/storagebattery/#type
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